利用間伐事業

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 利用間伐作業は、保育間伐後数年経過した森林を対象として、樹高や直径成長が充実しつつある木を適正な本数密度で管理するために行います。この作業は施業体系に基づき行うもので、間伐した材は森林作業道を活用して、フォワーダ(不整地運搬車)により山土場まで搬出し、そこからは林業専用道や林道等を活用して、トラック(貨物自動車)等により、市場等へ出荷します。
 主伐までの間のスギ・ヒノキを対象に数回実施し、良質な木材を生産するとともに、 二酸化炭素の吸収・固定など森林の多面的機能を継続的に発揮させることにも貢献しています。

造林公社の作業工程

森林作業道の開設

▲バックホウにより開設
▲完成した森林作業道
▲完成した森林作業道

伐木造材作業

▲プロセッサによる造材
▲プロセッサによる造材
▲スイングヤーダによる集材

搬出作業

▲プロセッサによる積込み
▲フォワーダによる搬出

山土場から市場等への運搬

山土場から市場等までの道路状況により、運搬用トラックの大きさを選定し運搬します。

▲山土場への集積
▲20トントレーラによる市場への運搬
▲8トントラックによる市場への運搬

利用間伐完了後の森林

森林作業道を開設し、間伐材を搬出しています。

▲定性間伐の状況
▲定性間伐の状況
▲定性間伐の状況 

過去5年間の利用間伐の状況

 

年 度 面 積
(ha)
搬 出 作業道
材積
平均
(㎥/ha
開設延長
(m)
平均
(m/ha)
平成30年度 284 23,678 83 64,636 228
令和元年度 292 18,101 62 58,045 199
令和2年度 250 18,376 74 60,867 243
令和3年度 256 16,653 65 61,011 238
令和4年度 189 14,539 77 39,988 212
平均 254 18,269 72 56,909 224